星雲星団めぐり

タカハシFS60CB+スカイメモRSで天体写真を撮ってます。

LPR-Nフィルターを付けて4分から5分の露光で撮影してみました

 

天候不順が続いたので、11月になって初めての撮影となりました。

カシオペア座が20時には良い位置まで昇ってきました。

散開星団M52付近を撮影しました。NGC7635泡星雲は泡の形は写しきれませんでした。

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2015年11月15日22時44分~ タカハシFS-60CB+レデューサー(焦点距離255mm) Canon EOSKissX2(赤外改造)LPR-Nフィルター スカイメモRS自動追尾 4分×10枚をDeep Sky stackerで合成

 

IC1848とIC1805を同一視野に入れて撮影しました。少しハートの尾っぽが切れてしまいました。

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2015年11月15日21時57分~ タカハシFS-60CB+レデューサー(焦点距離255mm) Canon EOSKissX2(赤外改造)LPR-Nフィルター スカイメモRS自動追尾 4分×10枚をDeep Sky stackerで合成

撮影の合間に8cm屈折望遠鏡でM52とすぐ近くのNGC7510をスケッチしました。M52は一見して星雲状に見えますが、視線をそらして斜め見すると微細な星がチカチカと密集していました。中心から外れた位置に一つだけ明るい星があります。NGC7510は小さくて4つほど微星が見えて星雲状でした。

そのうちにペルセウス座も高いところまで昇ってきたので、カリフォルニア星雲に狙いを定めました。

 

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 2015年11月15日22時48分~ タカハシFS-60CB+レデューサー(焦点距離255mm) Canon EOSKissX2(赤外改造)LPR-Nフィルター スカイメモRS自動追尾 4分×10枚をDeep Sky stackerで合成

 

LPR-Nフィルターを装着してアンドロメダ星雲の露光時間を思い切って5分に伸ばしてみました。結果は十分でした。もう少し伸ばしてもいいのかな?

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 2015年11月15日23時49分~ タカハシFS-60CB+レデューサー(焦点距離255mm) Canon EOSKissX2(赤外改造)LPR-Nフィルター スカイメモRS自動追尾 5分×5枚をDeep Sky stackerで合成

 

これだったらM33もついでに撮影しないと!と思い立ちました。フィルターなしの短時間露光では十分に写らなかった腕の微細な模様をとらえることが出来ました。

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 2015年11月16日0時26分~ タカハシFS-60CB+レデューサー(焦点距離255mm) Canon EOSKissX2(赤外改造)LPR-Nフィルター スカイメモRS自動追尾 5分×5枚をDeep Sky stackerで合成

 

ああ、オリオンが昇ってきた。最後にM42に挑戦。やはり、オリオン大星雲は明るいなあ。

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 2015年11月16日0時56分~ タカハシFS-60CB+レデューサー(焦点距離255mm) Canon EOSKissX2(赤外改造)LPR-Nフィルター スカイメモRS自動追尾 5分×5枚をDeep Sky stackerで合成

 

夢中で星を見た後は、身体が筋肉痛になっていましす。無理な姿勢で望遠鏡をのぞくからでしょうねえ。

 

 

 

 

 

 

晩秋の白鳥座

もう11月なのに、薄明の終わる19時前、白鳥座は空高いところにあるんですね。この夏、いまひとつ上手く撮れなかった北アメリカ星雲、網状星雲、サドル付近をサイトロンLPR-Nフィルターを装着して再チャレンジしました。

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2015年10月31日20時9分 タカハシFS-60CB+レデューサー(焦点距離255mm) Canon EOSKissX2(赤外改造)LPR-Nフィルター スカイメモRS自動追尾 120秒×10 Deep Sky stacker

フィルター効果で、星雲のコントラストが向上しているようです。

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2015年10月31日19時22分 タカハシFS-60CB+レデューサー(焦点距離255mm) Canon EOSKissX2(赤外改造)LPR-Nフィルター スカイメモRS追尾 120秒×10枚 Deep Sky stacker

網状星雲のほうは、どうしたことか、フィルターの効果があまり見られないような気がします。

 

亜鈴星雲(こぎつね座)

白鳥座アルビレオからたどるとファインダーでもシミ模様を見つけることができました。

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2015年9月13日23時46分 タカハシFS-60CB+レデューサーC(0.72X)Canon EOS Kiss2(赤外改造)スカイメモRS自動追尾 30秒×19枚 Deep Sky stackerで合成 Degital Photo Professionalでトーンカーブ補正

 

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2015年9月14日0時9分~ タカハシFS-60CB Canon EOS Kiss2(赤外改造)スカイメモRS自動追尾 30秒×35枚 Deep Sky stackerで合成 Degital Photo Professionalでトーンカーブ補正 トリミング

 

撮影中は8cm屈折経緯台で眼視観測し、スケッチをしました。明るくて、長方形の長辺がくびれているのがわかりました。

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2015年9月13日眼視によるスケッチ Vixen ポルタⅡ A80Mf(口径80㎜ 焦点距離910mm)アイピースPL20mm(46倍)画像を白黒反転

網状星雲(はくちょう座

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2015年9月13日22時14分 タカハシFS-60CB+レデューサーC(0.72X)Canon EOS Kiss2(赤外改造)スカイメモRS自動追尾 30秒×60枚 Deep Sky stackerで合成 Degital Photo Professionalでトーンカーブ補正

 

いろんな方の作品を見ると、露出時間が1時間以上は必要なのかもしれません。構図は52番星を目印にして決めました。

 

M11(たて座)

 

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2015年9月13日20時58分 タカハシFS-60CB+レデューサーC(0.72X)Canon EOS Kiss2(赤外改造)スカイメモRS自動追尾 30秒×42枚 Deep Sky stackerで合成 Degital Photo Professionalでトーンカーブ補正

 

わし座アルタイルからδ(デルタ)、たて座βとたどると、ファインダーで星雲状のものが見つかりました。口径8cmで星が密集してざらざらしていように見えました。

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2015年9月13日眼視によるスケッチ Vixen ポルタⅡ A80Mf(口径80㎜ 焦点距離910mm)アイピースPL20mm(46倍)画像を白黒反転

 

球状星団 M2(みずがめ座)

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2015年9月14日1時0分 タカハシFS-60CB Canon EOS Kiss2(赤外改造)スカイメモRS自動追尾 30秒×9枚 Deep Sky stackerで合成 Degital Photo Professionalでトーンカーブ補正 トリミング

 

ペガススε(イプシロン)の南にみずがめ座βを見つけて、そこからペガススε方向へ3分の1ほど戻ったところにありました。ファインダーではシミ状に見えました。口径8cmでは、中心が明るく周辺は星雲状で、目をそらして斜め見すると、ざらざらした様子が見えました。

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 2015年9月14日眼視によるスケッチ Vixen ポルタⅡ A80Mf(口径80㎜ 焦点距離910mm)アイピースPL20mm(46倍)画像を白黒反転

 

 

 

ファーストライトは北アメリカ星雲

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2015年9月10日23時20分 タカハシFS-60CB+レデューサーC(0.72X)Canon EOS Kiss2(赤外改造)スカイメモRS自動追尾 60秒×13枚 Deep Sky stackerで合成 Degital Photo Professionalでトーンカーブ補正

 

星雲や星団の写真が撮影したくて、フィルター改造のCanon EOS Kiss2をオークションで落札。いろいろ悩んだ末に、タカハシFC60CBの展示品を思い切って購入しました。赤道儀は1年前に購入したスカイメモRS。

 

初めてにしては、とても良く写っていると自己満足。

今までは、Kiss5のズームキットレンズで撮影していましたが、どうしても像が甘くて、うまくいきませんでした。

さすがはタカハシ製のフローライト望遠鏡だ。

思い切って購入してよかったなあ。

 

アンドロメダ星雲もいい感じ

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2015年9月10日23時47分 タカハシFS-60CB+レデューサーC(0.72X)Canon EOS Kiss2(赤外改造)スカイメモRS自動追尾 60秒×16枚 Deep Sky stackerで合成 Degital Photo Professionalでトーンカーブ補正

 

さんかく座M33もいいんじゃない

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2015年9月11日0時38分 タカハシFS-60CB+レデューサーC(0.72X)Canon EOS Kiss2(赤外改造)スカイメモRS自動追尾 60秒×21枚 Deep Sky stackerで合成 Degital Photo Professionalでトーンカーブ補正

 

カメラのファインダーからはその姿は見えませんでしたが、目測で構図を決めて、何度も試写しながら対象を画面の中心に持ってきました。

おおう、銀河の腕が写っているじゃないか!大満足。

 

諸先輩のやり方を参考にしました。感謝申し上げます

どの鏡筒を購入するか、いろいろと悩みました。予算に制約があるので。しかし、鏡筒でけちるとやはり良い写真はとれないよなあ…。やはりタカハシの鏡筒が欲しい!そこでFS-60CBに目をつけて、いろいろな方のブログを見させていただきました。

そのなかで、スカイメモにFS-60CBを搭載して撮影されている六甲山の天体写真さん(六甲山の天体写真 - Yahoo!ブログ)がいらっしゃいました。よっしゃあ、FS-60CB決めた!

 

もうひとつ、Deep Sky Stackerがうまくいかない!何度やっても、できた画像がモノクロになる…。なんで? 画像処理ソフトを購入する予算はもうない。そんなとき、Starwatcher Hoshimistさんの「Deep Sky Stackerの使い方ライブ(我流)・高画質版 」(https://www.youtube.com/watch?v=oCcNp7rXgEw)が問題解決の助けとなりました。どうやら間違えてCCDカメラの設定になっていたらしい。そこを直したらカラー画像になりました。

他にも多くの諸先輩の経験に学ばせていただきました。心よりお礼を申し上げます。

 

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